2014.10.20 Monday
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開脚の夢幼児期に股関節脱臼の手術をして現在に至る。
現在の病名は変形性股関節症。 夢は開脚すること。 趣味は短歌と写真撮影。
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2010.05.10 Monday
遠い昔 窓の隙間から見た空の あの美しさは きっと一生忘れないだろう あれは暑い夏の日だった ギプスをはめた下半身は暑さのために蒸れて痒かった 毎日 毎日 崩れかけた土壁を見て暮らしていたあの頃 暑いだろうと母が窓を開けてくれた レースのカーテンが風に揺れた時 あの美しい空が見えたのだ それはほんの一瞬だったかもしれない それでも私は はっきりと覚えている なぜって......あまりの美しさに感動したからだ その感動を今も覚えている つらい時 悲しい時は いつもその時のことを思い出して 明日もがんばろうと思う 幼い時の想い出 あの青空は私の宝物 2009.11.25 Wednesday
さぁ こっちにいらっしゃい 一緒に紅葉を満喫しましょうよ 大山の紅葉を見るのはこれで何回目かしら そう もう数えきれないくらい 来る度に違う顔を見せてくれる大山 心のふるさとっていうのかな 私は大山になりたい あなたの心のふるさとに なれたらどんなにいいでしょう 2009.09.20 Sunday
夕暮れのとき たそがれの時 あぁ 静かに日が沈んでゆく 辺りは紅色に染まり マンションの窓に灯りがともる 今頃 あの人はどうしているのだろう....なんて 心はセンチメンタルになってゆく 沈む夕日よ 明日も自分の足で歩けますように 2009.09.11 Friday
山裾にある田んぼの稲刈りが始まった おじいちゃんが稲刈りをしているそばで遊んでいるのは僕 まだ刈られていない稲は僕の脇の下くらいの高さ ずいぶん大きくなったよ 僕も稲も 耕運機で刈られる稲は痛いのだろう ほら 稲の悲鳴が聞こえる 形あるものはいつかは壊れてなくなるって おじいちゃんが教えてくれたよ それを言った時のおじいちゃんの顔 とても悲しそうだった あぁ 風が出てきた おじいちゃん そろそろ休憩しようよ 2009.09.08 Tuesday
お前たちはいいね 自由に歩いたり走ったりできるんだもの 私ときたら.......歩くのは苦痛だ でも自分の足で歩けるってことは幸せなことなんだよね 青空に手が届くような高台に放牧されてる牛たち 世間のしがらみとは無縁で思いっきり自由に生きている おやっ よく見たら塀がある そうか お前たちも本当の自由は知らずに生きているんだね ストレスが溜まったらどうやって発散するんだい? 私は カラオケをしたり ショッピングをしたり それなりにストレスを発散させているよ 正直言って 生きるのはしんどい だけど 私は負けないよ 不安や悲しみを振り払って 堂々と生きていくんだ そう 私らしく いつも笑顔で 明るく 楽しく そうやって これからも 生きてやるさ 2009.07.19 Sunday
梅雨の晴れ間にあなたと肩を並べて歩く道
竹藪の隙間から初夏の日差しがこぼれ落ちあなたの顔を映しだす いつ見ても あなたは素敵で 私の胸はドキドキしている まるで少女のようだとあなたは笑う その笑顔も 時々見せる淋しそうな顔も みんな みんな 大好き あなたの前ではいつも少女でいたいと思っていた いつの頃からかしら あなたが私のそばにいなくなったのは 今はひとりぼっちにも少しづつ慣れてきて ようやくあなたのことを「想い出」だと言えるようになった 想い出の中のあなたはいつまでも若いまま あなたは私の青春 想い出は私の宝物 だから ひとりでも淋しくなんかないよ 2006.09.25 Monday
空を飛びたい 蝶々のように美しくなくてもいいから
蜜を吸いたい 少々苦くてもかまわないから 自由に動き回れる羽があったなら 私はまっ先にあなたの元に飛んでゆく さわやかな秋の風に乗って ゆらゆら ゆらゆら ゆっくり時間をかけて飛ぶ あなたを想う時間が長ければ長いほど 幸せな時間が長いってことだもの でも 私は蝶々にはなれない 今日も手にマメを作りながら杖をつく 羽があればあなたの肩に乗っていつも一緒に居られるのにね 2006.09.10 Sunday
朝から激しい雨音で目が覚めた
昔は雨が好きだったけど今は嫌いになってしまった 左手で傘をさしもう一方の手で杖をつく 私の右手はびしょ濡れになる 濡れた右手を見ていると自然に涙が溢れる いつの間にかマメまで出来たりして 雨は私の心を見透かしているようだ 大地に根を張っていない弱い心は雨に打たれて坂道を転げ落ちる コロコロ コロコロ どこまで落ちてゆくのだろうか 2006.09.06 Wednesday
私が歩いて来た道
山あり谷あり やっぱり谷のほうが多かったかな 谷間から山を見上げて無我夢中でただひたすらに歩いて来た よくがんばったねって自分を褒めてあげよう 今はまだ坂の途中にいる私 この坂を上り切ったところに私の居場所がきっとある 休憩しながら少しづつこの足で歩いて行こう 杖をついてもいいじゃない 足の長さが5センチ違ったからって不幸だなんて思わない でも 痛いのはちょっとつらいな 2006.06.01 Thursday
私は人間の本性を見抜ける道具を持っている
ね 便利でしょ 足を引きずって杖をついて歩く時 私には人間の本性が見える 白い目で見る人 色メガネで見る人 後ろ指を指す人 小声で悪口を言う人 人間っていろんな人がいるもんだ 私が嫌いだと思う人はむこうから私を避けて通る これは楽チン 人の痛みがわからない人をかわいそうだと思う 私の周りにはいい人しか集まってこないから こんなからだに生まれてきたこともまんざら悪くない | 1/1PAGES |
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