開脚の夢

幼児期に股関節脱臼の手術をして現在に至る。
現在の病名は変形性股関節症。
夢は開脚すること。
趣味は短歌と写真撮影。
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秋を撮る
秋の吉備路 以前撮った写真と同じアングルだけど
この写真には猫ちゃんが写ってますキスマーク
ほら......爽やかな秋の風を感じるでしょう



吉備路で見つけた蝶々 
カメラのことなど気にせずただひたすらに花の蜜を吸っている
お腹がいっぱいになったらあの大空に飛び立っていくことでしょう
私も飛びたい あの空の彼方に



柿の木に柿の実がなっている
あれは渋柿かしら 干し柿にしたらおいしいだろうな
最近 家の軒先につるし柿を見ることがなくなった
ここは風情があっていい 私の大好きな吉備路



妹とトラウマについて話をした

私はマジックインクの臭いを嗅ぐとパニックに陥る

あの臭いはまさに全身麻酔の臭いだ

そのことを妹に言ったら「お姉ちゃんが子供の頃手術した時手術室からものすごい悲鳴が聞こえたよ。あの時は私もすごく怖かった」と言った

つらいのは私ひとりではない 

父も母も妹も弟もつらい思いをしたことだろう

もっと もっと親孝行しないといけないな
写真 | 15:42 | comments(4) | -
吉備路と倉敷
妹とふたりで吉備路と倉敷に行った

吉備路はいつ来ても空が高く感じる

私のお気に入りの場所のひとつだ

古代の雰囲気を思いっきり味わった

春はれんげがいっぱい咲いていたけど今日はコスモスが咲いていた

稲刈り寸前のこの季節 稲の穂が日の光を浴びて輝いていた



サンロード吉備路でランチバイキングを食べて429号線を通って美観地区へ

ここは平日でもたくさんの観光客がいる

倉敷川に沿って柳が茂っている



白壁の町は情緒がある



今日は痛み止めを飲んで出かけた

おかげで足の痛みも少なく楽しい時間を持つことができた

先週からまたプールに通っている

人工の手術をした人と直接話が出来て参考になる情報をたくさん仕入れた

私もがんばらなきゃと思うようになった

とてもいい傾向だと思う
旅行 | 20:03 | comments(6) | -
雨滝
日本の滝百選に選ばれている

所在地は鳥取県岩美郡国府町雨滝

バスで山道をくねくね登って行くとやっと現われる

ここはマイナスイオンがいっぱい 

滝のふもとに立って見上げるとすごい勢いで水が流れていた



水しぶきがからだにかかる 冷たくていい気持ち

道路から少し下ったところにあるので足が痛くなった

もうツアー参加は無理かもしれない

みんなと同じようには歩けないもの

急な坂道 しかも階段 脚が悲鳴をあげている

それでも 自分の足で歩けることは幸せなことだと思う

旅行 | 19:40 | comments(5) | -
浦富海岸
山陰海岸国立公園 浦富海岸

鳥取県の東端 兵庫県との県境にある

この前鳥取砂丘に行った時に浦富海岸を遊覧船でクルージングした

うす曇りの日で夕焼けが現われるにはまだ早い時間だった



風が強く波が高くてまるでジェットコースターに乗っているようだった

私はこういうのに弱い 弱いというより嫌い

だって とっても怖いんだもの



日本海の荒波に打たれて岩に穴が開いていた

それぞれの岩に名前がついているみたい



海の上から見る景色は迫力があった

また行きたいな 絶対にまた行く!!
旅行 | 19:37 | comments(7) | -
秋の日
コスモスの花が咲いていた 

暑い夏もいつの間にか終わってしまったのね

いよいよ私の大好きな秋 

人恋しくなって 涙が出たり

これからの自分の人生をじっくり考えてみたり

きれいなコスモスに誘われて蝶がやって来た



蝶はいい 自由に飛んで行きたいところにいつでも行ける

もしも私が蝶だったら 足が悪くても自由に飛べるのに

残念ながら私は人間

移動手段はこの二本の足

この蝶のように身軽になれたら.....



真っ青な空に黄色のコスモスと蝶が映える

吹く風には秋の香りがする

思いっきり深呼吸してみた 空気がおいしい

足の痛みをしばし忘れられた うれしい

想い | 20:56 | comments(8) | -
黒尾峠
国道53号を北上して黒尾峠を登りきったところにドライブインがある

そこからの眺めは山や谷が遠くに見えて空気が澄み切っている



私には峠を登りきる気力があるだろうか

暗いくらいトンネルを抜けて

長いながいトンネルを抜けたら

きれいな景色が見えるだろうに

何をためらっているのか

何に怯えているのか



手術で痛みが取れるのだったらすぐ手術してくださいと先生に言ったのよ

と友達がポツリと言った

そうか そういう考え方もあるわね

私にはその決断力が欠けている

私はまだ暗くて長いトンネルの中に居る

抜け出したいくせに足が前に出ない

引き返すことも先に進むこともできずにいる

友達の助言は友情の証しだと受け取った

この友情が死ぬまで続くことを願っている
旅行 | 19:26 | comments(5) | -
鳥取砂丘
日本三大砂丘である鳥取砂丘

もう何回も訪れたところ 最後に訪れたのはいつだったか

それさえ忘れてしまったほど昔のことだ

昨日 その鳥取砂丘にバスツアーで行った

リフトに乗って砂丘まで行く リフトに乗ったのは初めて

すぐに行動できない私には乗ったり降りたりがとても怖かった



はるか向こうに日本海が見える

あの丘の上まで行けば日本海が間近に見えるだろうけど

あそこまで杖をついて歩く自信がなかったのでやめた

砂の上はとても歩きにくい 杖も使いづらい



たくさんの人が丘の上から海を見ている

ここから見ると人が豆粒のように見える

広い 広い砂丘 大きな 大きな海

来てよかった 気持ちが雄大になってくる



昨日は旅行に備えて朝痛み止めを飲んだ

おかげでお昼ごはんは座敷だったけどなんとか正座できた

今日は旅行の余韻に浸る暇もなく朝から脚の痛みで落ち込みぎみ

我慢できずに痛み止めを飲んだ

薬に頼ってばかりじゃいけないことはわかっていてもこの痛みは耐えがたい

この薬は病気を治す薬ではなくただ痛みを薄れさせるためのもの

これからどうしたらいいのか

わからないことばかり

わかっているのはこのままではいけないということだけ
旅行 | 12:28 | comments(8) | -
砂山
つらいことがあると海を見たくなるのはなぜだろう

夏の海はダイヤモンドを散りばめたようにキラキラと眩しかった

そして生きることの喜びを私に伝えてくれた

今はあんなに暑かった夏も終わり潮風が肌に冷たい

童心にかえって浜辺で砂山を作ってみた

重ねても重ねても砂は波にさらわれてゆく

それでも私はもくもくと砂山を作り続けた

砂山がなくなったら私の人生も終わり

なぜだかそんなふうに思った

何のために生きているのか.....

人は誰でも一度や二度は考えたことがあるだろう

私がそれを考えたのはつい最近のこと

考えても答えなど出るはずもない

命があるから生きる ただそれだけのこと

生きることに理由などないのだ

波が打ち寄せてきた そろそろ満潮になる頃か

あと数時間でこの砂山は波に飲み込まれるのだろう

必死に抵抗しても やがて形がなくなってゆく

どこか私の人生に似ている

想い | 20:22 | comments(3) | -
大和ミュージアム
呉の新名所 大和ミュージアム

映画の公開で一気に人気急上昇

館内には大きな船や飛行機があった

戦争の悲惨さが伝わってくる さすが広島県





大和ミュージアムの外にある公園

たくさんの船が見える 呉は港町だものね



病気の進行に心がついて行かない

なんとかついて行こうと試行錯誤の毎日

まだ運転できる まだ杖があればなんとか歩ける

まだまだ まだ......そんな思いが募る

往生際が悪いと笑われるだろうけど

本人はこれでも必死だ

手術経験がなければとっくの昔に手術の決心がついていたかもしれない

またあの経験をするのかと思うと心が乱れる

時代が違うから 今は手術はそんなに苦しくないよ

そう言われても 恐怖はいつも私につきまとう
旅行 | 18:55 | comments(4) | -
江田島へ
本当に久しぶりに音戸大橋を渡った

大昔の春に来た時はさつきが咲いていてきれいだったけど

今はなーんにもない

でもここから見る音戸の瀬戸はまた美しい



もうひとつ早瀬大橋を渡って江田島に到着

「シーサイド温泉のうみ」の露天風呂から江田島湾が真正面に見えた

ここの湯は舐めるとしょっぱい 海水のようだ



すぐ横にヒューマンビーチ長瀬という海水浴場がある

今はもう誰も泳いでいない

こういう静かな海もいいな 秋の訪れを感じる



心の中に黒い雲が広がっているこの頃の私

きれいな風景を見て温泉に浸かってこれから先のことをゆっくり考えよう

まだ今は手術の決心をするのは死ぬよりつらい
温泉 | 20:14 | comments(8) | -
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